LongCat‑Image クイックスタート¶
LongCat‑Image は、フローマッチングと Qwen‑2.5‑VL テキストエンコーダを使用する 6B のバイリンガル(zh/en)text‑to‑image モデルです。このガイドでは、SimpleTuner を使ったセットアップ、データ準備、初回の学習/検証の実行方法を説明します。
1) ハードウェア要件(目安)¶
- VRAM: 16〜24GB で
int8-quantoまたはfp8-torchaoの 1024px LoRA が可能です。bf16 フル実行では約 24GB が必要になる場合があります。 - システム RAM: 通常は約 32GB で十分です。
- Apple MPS: 推論/プレビュー対応。dtype 問題を避けるため、MPS では pos‑ids を float32 にダウンキャスト済みです。
2) 前提条件(手順)¶
- Python 3.10〜3.13 を確認:
- (Linux/CUDA) 新規イメージでは一般的なビルド/ツールチェーンをインストール:
- ハードウェアに合った extras で SimpleTuner をインストール:
- 量子化は組み込み(
int8-quanto,int4-quanto,fp8-torchao)で、通常は追加インストールは不要です。
3) 環境セットアップ¶
Web UI(ガイド付き)¶
http://localhost:8001 を開き、モデルファミリlongcat_image を選択します。
CLI 基本設定(config/config.json)¶
{
"model_type": "lora",
"model_family": "longcat_image",
"model_flavour": "final", // options: final, dev
"pretrained_model_name_or_path": null, // auto-selected from flavour; override with a local path if needed
"base_model_precision": "int8-quanto", // good default; fp8-torchao also works
"train_batch_size": 1,
"gradient_checkpointing": true,
"lora_rank": 16,
"learning_rate": 1e-4,
"validation_resolution": "1024x1024",
"validation_guidance": 4.5,
"validation_num_inference_steps": 30
}
保持すべき既定値
- Flow matching スケジューラは自動。特別なスケジュールフラグは不要。
- アスペクトバケットは 64px 整列のまま。aspect_bucket_alignment を下げない。
- 最大トークン長は 512(Qwen‑2.5‑VL)。
メモリ節約オプション(環境に合わせて選択):
- lora_rank を下げる(4〜8)/ int8-quanto ベース精度を使う
- 検証で OOM する場合は、まず validation_resolution やステップ数を下げる
迅速な設定作成(初回のみ)¶
上記の項目(model_family、flavour、precision、paths)を編集します。output_dir とデータセットパスはストレージ先に合わせて設定してください。
トレーニング開始(CLI)¶
または WebUI を起動し、同じ設定を選んだうえで Jobs ページから実行します。4) データローダーの要点(用意するもの)¶
- 標準的なキャプション付き画像フォルダ(textfile/JSON/CSV)でOK。バイリンガルの強度を維持したい場合は zh/en の両方を含めます。
- バケット境界は 64px グリッドを維持。マルチアスペクトで学習する場合は複数の解像度を列挙(例:
1024x1024,1344x768)。 - VAE は shift+scale の KL。キャッシュは組み込みスケーリング係数を自動で使用します。
5) 検証と推論¶
- ガイダンス: 4〜6 が出発点。ネガティブプロンプトは空のままでOK。
- ステップ数: 速度重視なら約 30、最高品質なら 40〜50。
- 検証プレビューはそのまま動作します。チャネル不一致を避けるため、デコード前に latent を unpack します。
例(CLI 検証):
simpletuner validate \
--model_family longcat_image \
--model_flavour final \
--validation_resolution 1024x1024 \
--validation_num_inference_steps 30 \
--validation_guidance 4.5
6) トラブルシューティング¶
- MPS float64 エラー: 内部で処理済み。設定は float32/bf16 のままにしてください。
- プレビューのチャネル不一致: デコード前に latent を unpack することで修正済み(本ガイドのコードに含まれます)。
- トークナイズが遅い: Qwen‑2.5‑VL は 512 トークン上限。極端に長いプロンプトは避ける。
7) フレーバー選択¶
final: 本番リリース(最良品質)。dev: 実験/微調整向けの中間チェックポイント。